ついにMO初めてとなるリミテッドトーナメントが開催された。フォーマットはM13、ピックしたカードは手に入らないものの、数に限りがあるチケットを使用しての参戦である。もちろん、真剣勝負だ。操作方法に不安はあるが、マジックのルールは多少理解しているつもりだし、なんとかなるだろう。

 そんな不安げな決意とともにドラフトがスタートした。
1-1の血狩りコウモリから黒、フェアリーの侵略者などが安く流れてきたことから2色目として青に参入し、青黒へ。
2-1では狂乱病の砂がお目見えしてウマウマ、と思ったら2-2でザスリッドのゴルゴン。ええーっ。
3-1ではウスーン、呪文ねじり流して殺害。

 話はそれるが、このファントムドラフトは新規プレイヤーオンリーだけあってそれぞれのプレイヤーとして表示されるアバターアイコンは一人を除いて、他は全員デフォルトの極楽鳥のまま。もちろん自分もだが。この鳥を愛する自分にとって、すでにスタン落ちしたこの鳥がドラフトテーブルを埋め尽くしている様子はなんとも微笑ましいものだ。
少し希望とは重めだし、除去も少なめだが、おおむね期待通りの青黒デッキが完成。


 ちなみに、みなさんはMOの記録を取る時ってどうしてんの?

 できたら教えてください。

任務に縛られた死者×2
ただれた荒廃
天空のアジサシ
血の署名
ザスリッドの指輪
風のドレイク
狩猟者×2
巨大蠍
予言
居すくみ
殺害
リリアナの影
古術師
血狩りコウモリ×2
フェアリーの侵略者×2
ザスリッドのゴルゴン
狂乱病の砂

あと適当な何か+土地
MOにあんのか知らないが、ソートがかぶってんのかね、これは。

1回戦目
 対戦相手は赤黒のご様子。
1本目
 相手に先手2t汚水這いからビートを刻まれるも、リリアナ影をただれた荒廃したりする横で、ザスリッドの指輪によりモリモリ大きくなる0/2讃美のおかげでどうにか盤面を盛り返す。そして順調に土地が伸びてゆき、満を持してザスリッドのゴルゴンをプレイ。相手の夜鷲を石化したらなんか「お前の勝ちだよ」的なメッセージが表示される。
よし、初の一本だ!と喜んだのも束の間、このあとどうするのかわからない。
普通に考えるのなら、サイドボード後に二本目、という流れだが、それらしい挙動が見えずに困り果てる。
画面上の押せそうなボタンを片っ端から押してみるも、この後のドローを確認したり、ハンドを見せてみたり、GameDetailでトーナメント全体の進行具合が見える程度。しかも、そこに表示されるラウンドの残り時間は、刻一刻と減少しているようだ。

わからん、全くわからん!俺は一体どうすりゃいいんだ!もしかしたら、一本終った後しなければいけないアクションを、俺がいつまでたっても行わないせいで対戦相手はイライラしているのではないかと思うと、焦りは募る。

困り果てて、またもやシノレにヘルプを求める。

ワイ「き、きききききききき…、ぎばでねからさべだどん!まーだきんきがはきばしておらずんけぞ!」
シノ「落ち着け、まずは素数を数えろ」
ワイ「らー!ぼっきにんばはんだらゆげっちゃ、めんずきんきだばなんぞゆげったれでぱれや!」
シノ「なんだかよくわからないけど、それもしかしたら相手が回線切った感じなんじゃないか。普通はほぼ自動的にサイドボーディング画面になるし」

狼狽のあまりつい輝々弁が出てしまっていたが、そういうことのようだ。大人しく他の卓が終了するのを待つようにする。
ただし、今は正に冬真っ只中であり、のんびりしていてもトイレには行きたくなる。だが、席を外してもよいものか判断がつかず、貧乏ゆすりをしながら次なる対戦相手を待つ。
ついに大会のリザルトが映し出される。なお、やはりシノレの言うとおり、俺の対戦相手はドロップしたらしく名前に横線が引かれていた。

次なる対戦相手は、鳥の群れだらけのテーブルにあって、唯一アバターをアーナムジンに変更しているプレイヤーだった。ここも調子よく勝って、今日は気分よく眠ってやる!と意気込み、対戦がスタートする。

まず、「お前は先手がいいかい?」と聞かれ、もちろんYES!YES!!YES!!!とクリックする。


だが、思いもよらない事態が俺を待ち受けていた。

MOというやつは、ことあるごとに「お前はなんかするかい?」と聞いてきて、もういいよ!「OK」をクリックしない限り自分の持ち時間が刻一刻と減少していく。持ち時間は互いに25分ずつを分け合い、切れた時点で敗北となるという、マンガでよく見る将棋や囲碁などのように時間制限も重要な要素となる。

ゲームが始まり、自分のアップキープの優先権をパスすると、次には対戦相手が土地を置いていた。


何を言ってるかわからねーと思うが、俺もわけがわからなかった。
超スピードだとか、催眠術だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を、俺はいま、味わったぜ…!


本当に何を言ってるのかわからないと思う。対戦相手が土地を置き、ターンを返して、またもや俺のターン!アップキープに何するか聞かれる!何もしねえ!「OK」っ!!

MO「ディスカードするカードを選んでね!」

うおおっ!!

え?え??

頭の中をクエスチョンマークが埋め尽くす。
こ、これは…、一体なんなんだぜ?

仕方なく土地をディスカードする。だが、次のターンも、またその次のターンも土地をプレイすらできず、淡々と土地を捨て続ける俺であった。白緑で組まれているらしい対戦相手が従者付きの騎士、原初の狩猟獣とプレイしても、こちらの場には何も置かれていないまっさらなまま。クソゲーってレベルじゃねえぞ!

もちろん、2ターン目くらいにはすでにゲームが壊れたことを自覚し、携帯を手に取る。
何度目かもわからないが、困った時のシノレコール!

ワイ「おじゃんばらのでふでふもんば、 かっペんなぞぞぶっこみらろぶすもんぞー!」
シノ「素数を数えろ」
ワイ「なごむわー、ずんずんなごむわー!」
シノ「ふむふむ…」
ワイ「きゃしゃーんてべれすとらんだぎゃぐっちゃりへぼんがぞまほんぞまほんわぎゃんらんどっ!
やらないかー! やらないかー!」
シノ「(爆笑)」

先ほどにも増してテンパり続けている俺に対して、冷静に
シノ「さっき、メインとかコンバットとかについてるチェック外さなかった?」
とまぁ、こうおっしゃった。

そういえば、さっき1本目が終わったはずなのに2本目が始まらないとき、画面を適当にクリックしまくったことを思い出す。た、確かに!

各フェイズごとに備え付けられている矢印。確かに、今はアップキープだけチェックマークが白くなっており、他のフェイズのは黒くなっている。

シノ「要は、そこのチェックを外すってことは、優先権をパスするってことになるから、初めてのうちは全部つけてみたら?」

こんなありがてえアドバイスに従うと、ようやく俺にもメインフェイズに行動する権利が与えられたようだった。なので、右クリックでメニューを呼び出し、concede gameで投了を選択。
対戦相手はさぞかし訝しんでいたことだろうと思う。すまぬ…、すまぬ…。


とりあえず、なんとなくサイドボーディングを終了し、気を取り直して二本目へと望む。

二本目
相手の白緑らしい、アジャニの陽光弾主、オドリクの十字軍、隊長の号令というような周りに対し、狩猟者や死者(withザスリッドの指輪)、リリアナの死霊などを並べ、相手の攻め手が止まったあたりで一気に攻勢に転じる。相手のブロックに対して居すくみでシャクり散らかすと相手が畳む。

なんとか一本取り直し、最終戦へ。

三本目
3/3ケンタやベイロス、7/7ワームなどを蠍、ドレイク、殺害などで対処していく展開。2/2ライフリンクに打たれたジャイグロを狩猟者自殺でかわしたりして、お互い生物があまり場に残らない。そんな消耗戦が続いた後に、こちらの場には任務に縛られた死者が再生によって盤面をがっちり固める。そして呼び出される狂乱病の砂。
プレイした瞬間対戦相手が畳み、初のMOは2-0(4ドラなので)と、気分よく終えることができた。

待ち時間を含めると、二時間ちょいくらいは必要なこともわかった。今後は、残り3枚のニュープレイヤーチケットを消化し、それでほんまもんのドラフトに挑戦しようと決意して就寝。

コメント

Hanoi
2012年12月14日1:41

わーい。バディー登録しよっ!

nophoto
さんだる
2012年12月14日12:42

よろしく頼む。
現状ノーバディノウズだしな。
ただ、どうやってバディになるのかはわからん。
ノイハーがバディっていうと、雑誌のバディを彷彿とさせる不思議!

ファッカー
2012年12月15日23:57

ダンガンロンパ2じゃないですかwwww

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