皆さんは勿論、ラクドスの魔鍵/Rakdos Keyruneをご存じだろう。
 かつてのウルザズレガシー産ミシュラランドのギトゥの宿営地と比較しても明らかに強力なそのスペックによって、リミテッドはもちろん、スタンダードにおいてもよくお目にかかる、あのマナ・アーティファクトのことである。
 
2日目の夜、ドキッ!ガチホモだらけの男子会(ポロリもあるかもっ?)が開催された折、ラクドスの魔鍵について、私は一つの問題を提起した。
それは、
ラクドスの魔鍵/Rakdos Keyrune、つまり英語ではラクドスキールーンは、略して「ラッキールーン」と呼称すべきではないか。
 私は思ったほどの賛同を得られなかったことに業を煮やし、ジュディマリの「ラッキープール」の替え歌として、「ラッキールーン」を風呂場の中で熱唱した。

 ※サビのみ
 ラッキールーン小さなマナを出して
 大きなX打とう
 札束ばかりのデッキだけど
 たまにはいいもんね
 ずっと繰り返す波のようなメタから
 勝機を探すでしょう
 次のドローさえ土地ばかり
 泣いてもいいんだよ…
 のびたが言ってた

 風呂から上がり、ドヤ顔でみんなを見渡したとき、その顔に浮かぶは侮蔑か、憐憫か。






 さて、夜も明けて、ついにグランプリ二日目である。
 遂にこのグランプリに挑んだ男たち(主に)の成績が確定するときが来た。私などの成績は、昨日の昼ごろにはすでに確定していたけれども。

 そんな負け犬たちにも一筋の光明が降り注ぐ。要は、サイドイベントの開催だ。
 二日目進出を果たしたシノレは勿論本選へ、継続して挑戦するわけだが、暇を持て余していた私、ハノイ、ポケマスはサイドイベントのシールドに挑戦していた。
 他の二名のデッキはよくわからないが、私のパックには混沌のインプ、ラス、ニヴ=ミゼット、戒厳令などを含んだトリコロールカラーののんびりデッキ。
途中、ミスターイカ彦が有志で開催したドラフトのピックを見ていたら遅刻したりした(無論ゲームロスを食らったが、2タテして事なきを得た)が、なんか知らないうちにポコポコと勝利を積み重ね、最終の7回戦目を残した成績は5-1。最終戦IDでベスト8に手が届こう、というような順位。
 この時の私はすでに取らぬ狸のなんとやらで、サイトウトモハル氏を喫煙所で捕まえて優勝商品であるFoilアンカットシートの晴れる屋での扱いについて、尋ねたりしていた。
③だが、運命は非情である。
 最終戦を前に張り出されたスタンディングを見ると、全勝は1人、1敗は10人存在しており、私は7位。

皆さんはIDするか、ガチるか、どちらだろうか。

 私はガチった。対戦相手が現地人のため、まるでコミュニケーションに自信がなかったこともあるが、日和ったIDで見た痛い目は、もう十分すぎるほどである。
 1本目はあいての猛攻をラスで流し、ニヴミ~様が盤面を制圧して勝ち。
 2本目はランド3つでストップしているこちらに対し、増殖し続ける群れネズミ。敗北、敗北、圧倒的敗北…っ!!
 運命を分かつ3本目、こちらも地上をガッチリしつつ動ける、軽快なハンドをキープ。だが、相手の動きが2tインプ、3t邪悪なる力、4t高射砲台、5t超音速のドラゴンと蹂躙されて負け。

 俺の台北におけるマジックはこれにて終わった。

 なお、シノレはマネーフィニシュを果たし、ささやかながらもお祝いをしようという話になり、みんなでMRTに乗り込む。ちなみに、これから行く飯屋を探し出してきたのは、祝われるはずのシノレ本人だった。

 その探し出して来たギャフベロジョベジャブジョババみたいな響きの店へ到着し、みんなが思い思いに自分の食いたいものを頼み散らかす。私は上海ガニ鍋の春雨なんとか煮を注文し、非常においしゅうございました。
 他にも、ポケマスが注文した上海ガニ出汁が利いた豆腐料理などは、これまでの人生に食べた料理の中で最もうまいかもしれないレベル。

 営業時間ぎりぎりまでその店を占拠し、ホテルへ帰る。
 あぁ、長かった休みもついに終わり、明日からまた仕事に行かなければならないのか。この三日間のぜいたくな時間に思いを馳せながら就寝。

 翌日はタクシーにて台湾松山空港へ直行する。到着時は二時間前、これ、日本人的常識。…だが、もちろん大してすることがあるわけでもなく、セブンイレブンにて初日購入したwifly使用権の返金を求めたり、おみやげを買ったり、喫茶店でバカでかいタピオカミルクティーを飲んだり。

 飛行機も、当然だが何事もなく羽田へと到着し、ラーメンを食いながらマジックカード古今東西をしながら解散しましたとさ。




めでたしめでたし。

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